住宅の外壁材で一番多く使われているサイディングについて
住宅外壁の塗り替えに行った時、一番多く使われている外壁材はサイディングです。サイディングとは、建物の外壁に使用する長方形の板状の外壁材のことを言います。今から約30年位前から普及し始めましたが今では外壁材の主流になりました。なぜそうなったか?ここでその特徴をいくつか挙げてみます。種類は大きく分けると窯業系と金属系の2種類です。窯業系は表面をガラス質で覆っており耐火性や耐久性に優れていてこのことが以前使われていた木製の外壁材にとってかわった最大の特徴です。価格の面においても比較的安価で、色柄やデザインも豊富です。最も最近は表面にフッ素加工を施した高価なものもあります。色柄やデザインにおいては無地の塗り壁調、石柄、タイル調、コンクリート打ち放し調など様々です。これに色の種類が加わるのでその多さは他に類を見ません。
更に施工方法の乾式化も大きな特徴です。昔よく使われていたモルタル塗りやタイル張りのように現場で水を使うことはありません。工場で品質管理の下で生産された材料を専用の金具を使って施工していきます。一枚が比較的大きな板状なので1日の施工する面積も大きく、このことが工期の短縮になり工務店にもメリットがあるので多く使われます。
金属系のサイディングの特徴は何と言ってもその軽さにあります。また、断熱性も高く特にリフォームに向いています。
いずれにしても各メーカ-とも次代の新製品にしのぎを削っており、今後も住宅の外壁材としてその座を明け渡すまいと懸命に努力を続けています。