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こんにちは。純二です。今回は塗料の種類についてお話したいと思います。
住宅の外壁用の塗料にはアクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料の他にもフッ素樹脂塗料というのがあります。フッ素樹脂塗料とは、主成分である合成樹脂がフッ素系の塗料のことを言います。蛇足になりますがフッ素系塗料は今から45年くらい前に自動車の車体の塗料として開発されたもので、その機能の良さから住宅産業においても使われるようになったそうです。一般的に各塗料メーカーが販売している商品の中では最高のグレードにあたると言われております。
その特徴としては、まず何と言っても耐久性にあり、塗膜の寿命が他のものに比べて非常に長く20年は持つと言われています。一般的に使われているシリコン塗料の寿命が12年位と言われてるのでそれぐらいの差はあります。その他にも耐熱性、耐寒性、不燃性などの点において優れた特徴を持っています。
では何故この高機能の塗料が外壁塗料として普及していないのでしょう?その理由は何と言っても価格ではないでしょうか。特に耐用性を重視する建造物の外壁や、耐熱性を活かして屋根だけの塗装に使われたりすることはありますが、今のところまだまだ値段が高いため普通の住宅ではあまり採用されていないのが実態です。しかしながらフッ素の良さは徐々に浸透してきており、近い将来価格も下がってくることも考えられるので、いずれ住宅外壁塗料のメインの材料になっていくことが予想されます。