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外壁の貼替えをされたお客様から「家の外壁がこんなにキレイになったら前のブロック塀の汚れが目立ってどうにかしてほしい」とご依頼受けました。
こんばんは。営業の久仁年です。これは昔よくあった日本瓦を笠置にしたブロック塀のリシン吹き。そもそも笠置って何のためにするかご存知でしょうか。これが無ければブロック塀の天端に当たった雨がそれがそのまま下に落ちますよね。その筋道が黒くなるのを防ぐために塗り壁には笠置を付けることが多いです。今ではレンガを笠置にしたり、アルミの笠置材もあります。
高圧洗浄をした後、とりあえずは基礎や土間が汚れないように養生をします。屋内ですとマスキングテープを使って、隣にはみ出さないようにする程度ですが、外部だとマスカと呼ばれるテープにビニールがついたもので養生します。テープを貼ってそのビニールを広げれば広範囲での養生が可能になる優れ物です。
今回仕様した塗料が四国化成の「エコ美ウォール」塗装の職人からも「これ何?使うん初めて」と言われましたが、無理もありません。四国化成はカーポート等のエクステリア商品とあとは左官材料のメーカーなのでペンキの職人からしたら初耳だったのでしょう。もともとはその四国化成の左官材料で塗った塗り壁のメンテナンス材としてエコ美ウォールというのが誕生したのですが、高圧洗浄をしないといけないし、ローラーで塗るのでペンキ職人向きな商品になります。溶剤系の塗料にはこのエコ美ウォールの色はのらないですが、リシン吹きはほとんど水性なのでこれを採用しました。普通にまた上からリシンを吹くよりも雨に強く、汚れがつきにくいのです。
上からローラーで塗るのでリシンのつぶつぶは残ってます。質感はそのままに、見た目だけ新しくキレイになりました。まだ塗りたてなので色は薄く見えますが、乾いてくると茶系の色になります。お施主様に色も任せると言われ、全131色あるので迷ったのですが外壁を茶系のレンガ調のに貼り替えたのでブロック塀も茶系にしました。外壁ほど濃くないですが、同系色にしたのでキレイにまとまりそうです。